グローバル教育ストライキ


以下のサイトでグローバル教育ストライキがよびかけられています。

http://ism-global.net/GES_jp

11月14日から21日までは、グローバル教育ストライキということで。
各人各様に。

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グローバル教育ストライキ

2012年10月18日、11月14日〜21日


わたしたちはグローバル教育ストライキを呼びかける。教育ストが世界規模で調整されるのは今回が初めてだ。連帯しよう。どこに住んでいようと、国家中心的で営利本位な利害関心との、またその教育への影響力とのたたかいに直面しているのだから。学費の値上げ、予算削減、外注化、学舎封鎖、等々の現象は、ますます広がる教育の商業化と私営化に結びついている。そうしたことを克服し、自由で解放的な教育を可能とするには、グローバルに連帯する以外にない。

わたしたちはみな教育費削減に反対だ。わたしたちのほとんどが学生ローンにあえいでいる。成績への強まる圧力には、ただ気が病むだけだし、教育へのさまざまな制限や、とりわけ増え続ける学費には我慢できない! 経済状況や社会的地位に関係なく、だれもが教育を受けられるのでなければならない。あらゆるものに──測りえないものにさえ──価値をつけるのは、もうたくさんだ! 競争力というたったひとつの基準ですべてを指図されることには、もううんざりだ! こんなことを共にどうにかするべき時が来ている。いまこそ団結を!

進む教育の商品化と商業化に、わたしたちはみな影響されている。その徴候もはっきりと出ている。大学や学校における非民主的な運営や、ヒエラルキー構造の強化のように。教育や医療、他のあらゆる公共財の私有化を進める世界中の政府が、教育市場や諸教育機関のあいだの競争を促進している。
2012年6月だけで、すでにわたしたちは、自由で解放的な教育の獲得にかかわる45の抗議行動を40以上の都市でおこなった。諸国の政府は、現在の経済恐慌をしばしば口実にして、教育機関への慢性的な予算削減を進めてきた。それらが掲げる「解決策」はこういうものだ。ランクづけによる競争の促進、成績の低い学校の閉鎖、教員や職員や研究環境の拡充をともなわない入学者の増加、できるかぎりの外注化、エリート養成機関の促進。こうしたすべての「解決策」が教育のさらなる商品化や私営化への道であり、教える側にも学ぶ側にもより悪い影響をもたらしている。

教育市場と国家は、自己解放的な思考能力の発展よりも利益を優先させることを要求している。どちらが求めているのも、「市民」や「国民」への、消費者や低賃金労働への服従であって、自己決定のもとで生きる解放された個人ではない。

わたしたちは、資本主義の機械の歯車へと作りかえられている。あらゆる面で仲間たちと競争するために社会に送り出されている。創造性や能力、自由な精神を、教育機関によって打ち砕かれている。

資本主義下の教育システムは、基本的には商品的知識および労働市場で搾取される人的資本の工場として成り立っている。この連関を指摘し、この生産様式を止めるために、グローバル教育ストライキによって、世界規模で教育機関を沈黙させることを、ここに呼びかける。

抵抗しよう! グローバル教育ストライキに加わろう!
あらゆる正義は知ることからはじまる。今年の10月と11月には、ともに立ち上がろう。教育を取り戻そうという声を世界に響かせるために。